お花の生け方

宏道流のいけばな

宏道流のいけばなには、古典的な様式を現代に伝える「⽣花(せいか)」と、
明治時代に新たに考案された剣⼭や壺などを⽤いて、形式の中に⾃由な発想を⾒いだす「⾃由花」の2種に⼤別されます。

⽣花

⽣花は宏道流の根本となる様式の花です。花形は主となる⼀の枝、⼆の枝、三の枝を中⼼として、三枝、五枝、九枝などの花体(形)が構成されます。
最も基本となる花体を清操体(せいそうたい)と称し、併せて10の基本花体があります。

⽣花

⾃由花

平たい花器に剣⼭を⽤いて花を留める、まさしく花を盛るように⽣ける「盛花」(もりばな)と、⼝の狭い壺などに花を⽣ける「投⼊」(なげいれ)を宏道流では「⾃由花」と称しています。
特に「盛花」は初⼼者でも⽣けやすく、初めて花を⽣ける⼈は、「盛花」から始められると良いでしょう。

⾃由花